2011年3月19日土曜日

4月のマーケットは中止 そして、皆さまに読んでいただきたいこと

moriくるマーケットを楽しみにしていただいている皆さまへ
この企画を皆さまに呼びかけた小林一朗です。
(以降、原発震災についての投稿はmoriくるを離れ小林個人のブログに掲載します)

東北関東大震災で被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。

残念ながら状況を鑑み、4月の開催は中止となりました。
moriくるマーケットは、「ふるさと市もりや」の一画にグループとして参加し、開催しているものですが、大元が中止と判断しため、私たちも駅前での開催はできません。
今後、いつ再開できるかわかりません。

守谷の皆さまが今の事態に適切に対処していただきたいと願うばかりです。軽微~深刻な事態を複数想定し、それらシナリオごとに異なる対処策が必要なのですが、そういう仕事をできる人が行政や議員にどのくらいいるのかどうか(少なくとも今の時点では原発震災後の次善策を働きかけている方はごくわずかのようです)。
※ありうる事態があまりに深刻ゆえ、もしそのことを(現時点で状況をよくつかんでいない人たちに)伝えるとパニックを引き起こしてしまう・・・との考えで対策していないのならまだましです。水面下では準備をしている可能性がありますから。でもそのようにはどうも見えません。


地域住民の生命と暮らしを守るために責任のある役職の方々は、いま何が起きているのか、まったくわかったいない模様です。大事なのは何が起こるかを確定的に語ることではなく、複数のシナリオを想定し、ある段階で決断をすることです。
準備がなされていないので、自分で家族を守るしかありませんが、まずは冷静に事態を受け止められるようにならないと、情報や対策を精査できません。この事態を予期していたぼくですら、失うかもしれないものの大きさに何度も嗚咽してしまいました。しかし、何度も泣いた後、今の事態に立ち向かう勇気が溢れてきました。だから、moriくるを愛してくれた皆さまにこのメッセージを送ります。


■まずは・・・ ごくごく微量の「内部被ばく」に要注意

テレビでは観測された放射線量を示して「ただちに影響はないレベルの放射線」、「健康にはまったく影響がない」と繰り返していますが、それは体の外から一時的に浴びる「外部被ばく」の場合です。


問題になるは「内部被ばく」、つまり体内に取り込んで長期間浴び続けることです。
10年、30年という長期間をかけて白血病・がんなどの影響が現れてくるので、その時になったら政府や電力会社は「因果関係ははっきりしない」と言い逃れをしようとするのでしょう。おそらく。 ずっとこの繰り返しでしたから。
放射線はDNAを壊すので、細胞分裂が盛んな胎児から子ども、妊婦の方はとりわけ注意してください。

風向き・雨と観測される放射線量にご注意ください。くれぐれも。データはネット上でみられます。
つくばの産総研では線量だけでなく、元素の特定までしています。物質の種類によって半減期や水への溶けやすさなどの性質に違いがあるので、このページは役に立ちます。

生データは偽装されない限り、嘘をつきません。放射能による被害は、その性質を理解していれば、影響ゼロにはなりませんが軽減できるものです。可能なかぎり体内に取り込まないように。

今のところ、飲料水・農産物など食品への放射能汚染は検出されていませんが、今後の放出量と風向き次第ではわかりません。
もし健康を害するようなレベルになったら、せっかく作った畑を放棄することになるかもしれません。そう思うと涙がでてきます。

いえ、被災現地は震災と津波で叩かれ、家族をなくし、不安の中で避難を続けていますし、現地の放射能への恐怖を考えたら、私たちのことなどたいしたことではないかもしれません。救援に入った人たちも被ばくに巻き込むことは絶対にあってはならないことです。それは人災です。


■既に退避されている方々へ
いつになったら戻れるのか不安かと存じます。

過去の東電のデータ隠しと政府の不作為を思い出すとそうした人たちの言う「安全」では不安が解消できません。公正な第三者機関による現地視察と状況分析が報告されればよいのですが。

■ 使用済み核燃料の再臨界に要注意
とくに、使用済み核燃料の状況がわかるまでは危険が残ります。

保管プールが各建屋内で破損しているようです。いったん冷やされたものですので、いまはまだ低温で維持されていますが、水を失い、じわじわと温度が上昇し、再臨界に至れば手がつけられなくなります。原子炉内は一回分だけですが保管プールは何回分もあるわけですから大量の中性子が放出され連鎖反応が続きます。再臨界が始まるまで静かに進行しますから、一見、事態が収束に向かっているように見えてしまう。

ほかにも、電源が回復し炉心の冷却と注水が維持されなければなりませんし、とりあえずの安全に至るまではいくつもの段階があります。
詳しくはvideonewsの飯田哲也(ISEP所長)緊急出演の番組をご覧ください。



■日常に戻りたい・・・事態を判断しながら
次第に電車の運行本数ももとに戻り、一時は買いにくくなったガソリンその他の物資とともに「前と同じ暮らし」ができるようになって警戒が薄れることが怖いです。
報道をよく見聞きすると、自衛隊・消防隊その他の全力を結集しても、効果が上がっているのかどうかまったくわかりません。なのに報道は減り、バラエティ番組が増え、原発への不安などなかった日常が戻ってきつつあるようです。

すぐに起こることではないですが、もし再臨界に至ったら全員退避は必定です。その後、いったいどんな秘策があるのでしょうか。テレビで見る現場の姿は既にあらゆるSF作品を超えてしまったかのようです。


福島第一だけで6基とそれ以外に巨大な保管プールがあり、北に女川、南に福島第二、さらに茨城の東海原発がそれぞれ膨大な核物質を抱えています。報道によると、複数のプールで冷却機能が地震で失われているようです。
第一が暴走したら、その他の原発は大丈夫なのでしょうか。冷却には数年を要します。

それらの状況がわかるまでは、自宅に戻ったとしても注意が必要です。

■一番危険な原発は浜岡原子力発電所
さらに東北関東以外の地域のことも考慮しなければなりません。
いま一番危険が高いのは、3つのプレートの直上にある静岡県御前崎の浜岡原発です。
今回の地震が東海地震に連動し、浜岡原発が同様の被害を受ければ、西風なら首都圏に、東風なら中部、関西に放射性物質が飛んできます。不安でなりません。止めるしかない。

仮に浜岡がクラッシュしても、それでも放射能による急性の被害は各原発から数十キロメートルの範囲に留まるかもしれません。わかりません。
ですが、内部被曝による健康被害は低線量を何十年も浴びることでより深刻化することを忘れずに。

■食物連鎖でも取り込んでしまう
もう一点。
放射性元素の多くは、食物連鎖により生態系の上位にある魚食魚・肉などにより濃く問題の物質がたまっていきますので、環境への汚染は必ず人間に帰ってきてしまいますから一時的に被害を回避できても、延々と私たちは放射能を取り込み続けることになります。

今回、福島第一原発と守谷では200km程度の距離があるため、急性の被害を受けるような事態は考えにくいです。また、概ね風が海に向かって吹いていたので噴出した放射性物質の大半は太平洋上空を拡散していると思われます。

しかし、海を汚せば自分と子どもたちに帰ってきてしまいます。

「原発と生命は共存できない」ゆえんです。

■専門家の解説に疑問を持ちましょう
未だにテレビには「原発は地震でも津波でも大丈夫!」と 主張してきた業界出身の大学教授・名誉教授などが出ずっぱりです。
今の事態をほぼ正確に予想してきた方々はたくさんいます。おかしくないでしょうか。なぜ予想的中した人たちを出演させないのでしょうか。

地震国で50を超える原発を抱える以上、プレート型の震災が起これば、いつか必ずこの事態に至ることは時間の問題でした。


■ ネット上にある真実を見極めて

インターネット上には不確かな情報もあります。
ですが、命がけで内部告発している元技術者や、東京電力から広告料をもらっていないフリーランスのジャーナリストや海外のマスコミの情報(有志による翻訳多数)、原子力に反対してきた人々の情報など、テレビの電波には乗らない有益な情報がたくさんあります。テレビで「インターネットの情報に気をつけて」と盛んに言うのは、人々を真実に触れさせたくないからではないかと勘ぐってしまいます。いまだに業界出身者を出演させ続けているテレビよりはネットの方がよっぽど信頼できるはずですが。
今回、重要な情報はtwitterとUstreamで広がっていきました。あと、文化放送の「吉田照美のソコダイジナトコ」が真実を語る人を日々出演させています。吉田照美さんは降板覚悟でご自分の立場でできることをやろうとしているのだろうと思います。

■これからもマーケットでお会いしましょう
moriくるマーケットでは、皆さまに安心して食べてもらえて、なおかつおいしいもの、こだわりのものを揃えてきました。
これからもそうしたいと強く願うばかりです。


■あそこで発電した電気は、現地では使うことのない私たちが使う電気です
最後に、なぜ福島県の原発を”東北”電力ではなく”東京”電力が所有管理しているのでしょう?
あの電気は東京を中心とする都市の「当たり前の暮らし」で使われてきたものです。被害をうけている現地では使えない原発の電気。私たちの暮らしはこのままでよいのでしょうか。もう戻れない人もたくさん出るでしょうし、農業漁業とも再開できるかどうか。質素でていねいな、破壊のない、ほどほどの暮らし。それで十分ではないでしょうか。

もし、これ以上の被害が広がらずに事態が収束に向かったら、二度とこんなに怖くて辛い経験をしたくありません。今度は皆さまと原発に頼らない暮らしを実現していきたいと強く願っています。

以降の原発震災についての皆さまへのお知らせはmoriくるマーケットのブログではなく、長い間放置しておいた小林個人のブログをご参照ください。 moriくるブログは運営メンバーであれば投稿してよいルールになっているのですが、これ以上、今回の原発震災について掲載するのは不適でしょう。

以上、ご挨拶まで。

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